尿路結石の検査はどこでできる?

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尿路結石とは?その種類について

尿路結石は、尿路にできる石のことを意味しています。

体内に尿路結石ができると、痛みを伴うケースもあれば、全く自覚症状ないケースもあり、自覚症状のないケースでは、人間ドック等の健康診断で見つかることが多いです。

この尿路結石を放置していると、次第に大きくなり、場合によっては腎臓や各器官に障害を及ぼす恐れがあるため、早めに発見して、早めに治療を施すことが肝心です。

尿路結石になる原因

一概に原因を特定する事はできませんが、主に食生活や加齢、ストレスによって症状が発生するリスクが高まるのではないか?と考えられています。

特に食生活は原因になりやすい要素のひとつで、動物性の脂質やたんぱく質の摂取が増えたことにより、症状発生のリスクが高まると考えられています。

普段からバランスの良い食事をとることと、水分をたくさんとることを心掛けることで、尿路結石の予防に繋がります。

尿路結石の自覚症状

結石が出来る場所によっては痛みを伴います。

例えば尿管結石の場合だと主に、脇腹や背中などに痛みを感じることが多いです。

症状によっては血尿が出たり、吐き気を伴うケースもあります。

あと、一番厄介なのは腎臓結石で、自覚症状がほとんどありません。

その結果、結石を放置してしまい、腎臓に障害を及ぼしてしまうことがあるので、定期健診を必ず実施するなどの注意が必要です。

尿路結石の検査内容について

最も多く行われている検査は、CT検査です。

CT検査は、X線検査より尿路結石を見落としにくいといわれています。

一般的には、このCT検査とX線検査の2つの画像診断で、尿路結石の有無や状態を判断します。

他には、血液検査で腎機能の状態や尿酸値を調べたり、尿検査で潜血を調べて結石の有無を調べます。

どの検査を実施するかは医師の判断によりますが、徹底して調べたい場合、患者さん側から精密検査を希望するケースもあるようです。

尿路結石の治療方法「体外衝撃波結石粉砕術」

尿路結石の治療は、基本的にその「結石」を砕く治療を行います。

結石が小さければ、状態が良ければ尿から排出されるのですが、大きくなってしまっていると体外衝撃波結石破砕術等の治療法で、身体の中にある結石を砕いて自然排出を促します。

こういった尿路結石の治療は、日帰りでできる種類のものと、数日の入院が必要になるものがあります。

なお、尿路結石の治療は保険適用になるので、自己負担するお金はそれほど高くはありません。